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ソニー、スマートテニスセンサー『SSE-TN1』を5月下旬発売(予想価格18000円前後)

2014.01.21

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錦織 vs ナダル戦を接戦&惜敗と見るかストレート負けと見るか悩み中の、へぼプランナーのふぇでらです。さて、当ブログでもネタにしましたソニーのテニスセンサーについて、大きな進展がありました。なんと、5月下旬に国内発売開始、予想実売価格は18000円前後とのこと。国内ではバボラプレーよりも早く手に入れることができそうです。

sony_smart_tennis_sensor_SSE-TN1

スマートテニスセンサーの仕様情報について

その当時はまだプロトタイプ&参考出展レベルという報道のされ方だった、テニスセンサー。しかし本日、ソニーより『テニスのショットを即時分析し、スマートフォン上でわかりやすく表示 データを見て・楽しみ・上達にもつなげられる ラケット装着型Smart Tennis Sensor発売』というタイトルのニュースリリースが出され、前述のように発売時期や価格などのほかにハードやアプリの詳細スペックなども公にされました。それによると主な特徴は下記のとおりです。

  • 【正式名称】:スマートテニスセンサー『SSE-TN1』
  • 【発売時期】:5月下旬
  • 【価格】:オープン(市場推定価格は18000円前後)
  • 【データ接続方法】:Bluetooth
  • 【内蔵メモリー容量】:約12000球に該当するデータを保存可能
  • 【充電時間】:約90分
  • 【連続使用時間】:Bluetooth オン時 約90分
  • 【連続使用時間】:Bluetooth オフ時 約180分
  • 【防水性能】:JIS/IEC保護等級5(IPX5)相当
  • 【防塵性能】:JIS/IEC保護等級6(IP6X)相当
  • 【外形寸法】:直径31.3mm、高さ17.6mm
  • 【重さ】:約8g

同梱品としては、アタッチメント、クレードル、クレードルキャップ、マイクロUSBケーブル、取り外しツール、キャリングポーチ、などのようです。その他ニュース記事は下記のものがよくまとまっています。

バボラ・プレーとの違いは、プレーを積算・推移統計できるか否か、プレー撮影動画と同期連動できるか否か、そして……

ソニーのスマートテニスセンサーで可視化できるものは下図のとおりです。おおむね、バボラプレーとそう違いがあるわけではありません。ちなみにバボラプレーのアプリについては過去記事『バボラ・プレー、バボラ公式からアプリの簡単な紹介動画アップされる』『バボラ・プレー ピュアドライブが遂に発売、各テニスサイトのレビュー動画も公開中』をご参照ください。
sony_smart_tennis_sensor_SSE-TN1_app
バボラ・プレーとの大きな違いは(内蔵式かアタッチメント式かを除いて)、バボラの方は過去のプレー推移を蓄積・グラフ化し上達具合を可視化できること(ソニーのにも簡易的なものはあるようですが……)、ソニーの方は撮影したプレー動画と分析結果を同期再生で確認できること(これはかなり分かりやすいと思います!)、コミュニティーやソーシャル要素がバボラプレーは独自プラットフォームなどで充実しているのに対し(ランキングやプロのデータも見れる?)、ソニーのスマートテニスセンサーはfacebook投稿ぐらいであること、などがあげられます。

また、識者は以下のようにも比較しています。


そして一番大きなものが、バボラ・プレーは今のところバボラのピュアドライブにしか搭載されていないのに対し、ソニーのスマートテニスセンサーは 「VCORE Tour G」「VCORE Xi 98」「VCORE Xi 100」「EZONE Ai 98」「EZONE Ai 100」「EZONE Ai LITE」などのヨネックスラケットにしか対応していないこと。ただし、この記事を読むかぎり、対応ラケットは今後随時増えていくようです。以下に引用します。

――本当に商品企画を通してしまうというのも凄い話ですね。テニスラケットごとのキャリブレーションや、ガットを張り替えると精度が変わったりなどしませんか?

「ラケットごとの違いは多少ありますので、対応するラケット用のデータをネットから持って来られるようにしようと考えてます。ガットの張り替えでは精度の変化はあまりありません」

バボラ・プレーとスマートテニスセンサー、トップシェアをつかむのは果たしてどちらか

しばらくはバボラ・プレーが先行していくのかとおもいきや、ここにきてソニーのスマートテニスセンサーが5月下旬発売と、一気にテニス業界でのセンサー系の動きが活発になってきました。Zepp Tennisも加え、今後、群雄割拠の時代に突入していくのでしょう。しかしZepp Tennisは、スマートテニスセンサーの登場で一気に旗色が悪くなったように思います。

現時点では、バボラ・プレーはバボララケット(それもピュアドライブ、しかし圧倒的シェアを誇る)でしか使えず、ソニー・スマートテニスセンサーはヨネックスの主要ラケットにしか対応していないため(しかし今後対応ラケットは増える可能性有)、今後の動きを読むのはなかなか難しいところがありますが、買いやすいのは間違いなくソニー・スマートテニスセンサーでしょう。撮影したプレー動画と分析を連動できるのも、かなり自分のプレーにフィードバックしやすそうですし。誰かに撮ってもらわないといけませんけれども。
sony_smart_tennis_sensor_SSE-TN1_app2
正直、ラケットをヨネックスに替えてみたくなりました(笑)。やはり、それなりのスポンサー費用を積んで対応ラケットになっているのでしょうね。ということは、将来的にバボラが対応ラケットになることはないのかもしれません。アップル(バボラ)対アンドロイド(その他ラケットメーカー)みたいな関係を彷彿させる状況になっていくのでしょうか……。

個人的には、今のところバボラ・プレーのほうに総合的に魅力を感じています(現使用ラケットがピュアドライブということもありますし)。でも、売れるのはソニー・スマートテニスセンサーだと思います(笑)。アタッチメント型はやはり最初の購入の敷居が低いので。なので、とりあえず対応ラケットが増え次第、ソニー・スマートテニスセンサーを買うかも……しれません……f(^^;)。

謝辞

テニスセンサーについて触れた過去記事『ソニーがCES2014でテニスセンサーを突如発表、バボラ・プレーにはない動画連動機能あり』では、プロモーションビデオの制作者である菱川勢一氏にツイッターやfacebookで引用していただいたこともあり、非常に多くの方にアクセスしていただきました。大変、ありがとうございます。

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コメント

    • ピカピカ名無しさん
    • 2014年 1月 22日

    早くも混沌としてきましたね。
    ソニーもバボラコネクトも試しに使ってみたいですね。
    最終的に安い方が勝ちそうです。

    ところで、フェデラーは黒塗りで勝ち続けています。
    よけいな事は言うもんじゃないですね。
    せっかくシグネチャーモデル作ったのに使われなかったパターンは久々です。

    これよくよく考えれば、わざわざグリップエンドに格納しなくてもいいんじゃないかと思えてきました。
    振動止めみたいな形にならないかな?

      • ふぇでら
      • 2014年 1月 28日

      両方とも使用?した人によりますと、ソニーのスマートテニスセンサーのほうに、現時点では分があるそうです。
      https://twitter.com/rokuzouhonda/statuses/425301539599552512
      https://twitter.com/rokuzouhonda/statuses/425300663875018755

      どちらも試していない私の個人的な現時点での感想は、動画も撮る場合はワンショットごと個別に解析データを表示できるソニーのスマートテニスセンサーのほうが良さそうに思いますし、動画を撮らない場合、結局個別のショットの解析ができたところでその時の感覚を忘れているので、ある程度の期間の累積統計推移を見れるバボラプレーのほうが良さそうです。

      総合的に見ると、結局のところ、5月に発売が確定しておりある程度のラケット選択肢がある(現時点ではヨネックスオンリーだが)、ソニーのスマートテニスセンサーを購入したいと感じています。

      門外漢なのでよく分かりませんが、振動止めですと基準としてきっちり固定されていないため、計測エラー出やすくなるとかじゃないでしょうか。しかし、将来的に一番理想的かつ自然なのは、振動止め兼センサーとしてしまうことでしょうね。

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